シュバリエ会(Club Chevaliers)へようこそ!


シュバリエ会は、2000年11月に仏政府主催の文化交流プログラムに招致された5人の文化政策担当者が結成したアドボカシー・グループです。写真は、パリに集合した直後のメンバーで、左から田代雅春、井上建夫、藤村順一、石田義明、一人置いて、澤井安勇(敬称略)。 


会の名称の由来となったパリのプチホテル、ホテル・シュバリエ(騎士)。パリ滞在中の活動拠点。楽しい思い出がいっぱいの場所です


交流プログラムでは、様々なジャンルの文化政策について解説、意見交換が行われました。この写真は、パリの日本文化センターにおける意見交換の後、磯村館長(当時、前列左端)を囲んでの記念写真。


  • パリにおける文化政策担当者との意見交換の様子
  • 交流プログラム計画書

シュバリエ会について

 2000年11月6日から15日までの10日間、フランス文化コミュニケーション省が主催する日仏アート担当行政官交流プログラム(French-Japanese Art Administrator Exchange Program)の第1回招待者として上記5人は訪仏し、昼は、関係省庁・機関との主として文化政策に関するレクチャー・意見交換に、夜間は、オペラ座等におけるオペラ・バレーのほかダンス、サーカスなどの多彩なSpectaclesの鑑賞にと濃密な時間を過ごしました。また、その間、リヨン、ナントなど仏地方都市における文化政策の実態についても有意義な視察を行い、奥の深いフランス芸術文化政策の考え方・仕組みについて、一定の理解と大いなる感動を得て帰国した次第です。帰国後、5人は自治体における公共文化ホール・マネージメントや政策担当、シンクタンクでの政策研究などそれぞれの人生を辿りましたが、このプログラムを通じて築かれた芸術文化活動への情熱と相互の友情は、その後の人生にも大きく影響し、様々な芸術プログラムの鑑賞を機に定期的に会合を持つ中で、Club Chevaliers(シュバリエ会)を結成し、芸術・文化を重視した公共政策の必要性を認識し、社会に発信していくことを誓いました。その後、交流プログラムで通訳等5人のサポートを担当したMadame Keiko Courdyが一流のアート・ディレクターに成長し、東北大震災をテーマにした映像作品を携えて来日した折に再会を果たすことができ、彼女もメンバーに迎え、彼女の作品の紹介を含め、今後の活動を続けていくこととしました。

 当面の活動方向としては、各メンバーの経験を活かした公共芸術文化政策への幅広い提言・発信(アドボカシー)活動に逐次着手していきたいと考えています。


 


  • (左上)視察先のリヨン市内にて
  • (上)ホテル・シュバリエの地下食堂での持ち寄りパーティ
  • (左)パリ/オペラ座バスティーユでの「くるみ割り人形 」の観劇。思い出に残る素晴らしい舞台でした。